31.理想気体の内部エネルギー(難易度:⭐️)

目次

  1. 理想気体
  2. 理想気体の定積熱容量\(C_V\)
  3. 理想気体の内部エネルギー

 

みなさん、勉強おつかれさまです!!

この単元では前回の単元につづいて「理想気体の性質」

について学んでいきましょう!!

 

1.理想気体

はい!今回も復習から行きますよ!!

過去に何回か質問したことがありますが、もう一回質問します!!

理想気体とはなんですか?

 

理想気体

ボイル・シャルルの法則が常に成り立つ気体

です!!

この単元ではこの「理想気体」の性質について学んで行きたいと思います!!

 

 

2.理想気体の定積熱容量

まずは、「定積熱容量」ということばを覚えていますか?

定積熱容量というのは、

定積変化をするときに、物体の温度を1℃上昇させるのに必要な熱の量」

のことです。そして、理想気体の場合のこの定積熱容量は、どうなるかというと、、

理想気体の定積熱容量

理想気体の定積熱容量\(C_V\)は

$$ C_V=cNR$$

で与えられる。

ただし、\(c\)は、

\(c=\frac{3}{2}\)(単原子分子)

\(c=\frac{5}{2}\)(2原子分子)

となります。

ここでは、なぜこのようになるかは触れません。

この単元では、この理想気体の定積熱容量の式を用いて、

理想気体の内部エネルギーの式を導出したいと思います。

 

3.理想気体の内部エネルギー

この理想気体の定積熱容量の式を用いて、

理想気体の内部エネルギーの式を導出したいと思います

理想気体の内部エネルギー

理想気体の内部エネルギーは

$$ U = cNRT$$

という式の形になる。

ただし、

 

この単元では、理想気体の内部エネルギーは\(U = cNRT\)となることを導きたいと思います。

導き方(証明)

前回の単元より、\( \Delta U = \int_0^1C_V  dT \)となるので、

また、\(C_V=cNR\)より、

\begin{align}
\Delta U &= \int_0^1C_V  dT\\\\
&= \int_0^1 cNR dT\\\\
&= cNRT + U_0
\end{align}

以上より、\(U = cNRT\)の式の形を導出できました!!

 

まとめ

  • 理想気体:ボイル・シャルルの法則が常に成り立つ気体
  • 理想気体の定積熱容量\(C_V\)は\(C_V=cNR\)で与えられる。
  • 理想気体の内部エネルギーは\(U = cNRT\)という式の形になる。

 

 

この単元は以上です!お疲れ様でした!

 

 

 

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