目次
みなさん、勉強おつかれさまです!!
これからみなさんは「複素解析」
というものを学んでいいきます!!
まずは、複素関数を学んでいくためで
1.虚数単位
まずは、「虚数単位」というものを学びます!!
虚数単位
二次方程式\(z^2=-1\)を満たす数を虚数単位という。
\(i\)とかく。
つまり、「二乗したら\(-1\)となる数」を\(i\)と決めたのです!!
例題
\(z^2+z+1=0\)を複素数の範囲で解きましょう。
答え
解の公式を用いると、
\begin{align}
z &= \frac{-1 \pm \sqrt{1^2-4 \cdot 1 \cdot 1}}{2 \cdot 1}\\\\
&= \frac{-1 \pm \sqrt{3}i}{2}\\\\
\end{align}
注意
上の問題は、普通に解の公式を用いて解くことができました。
そして答えに、\(i\)が出てきました。
この問題は「複素数の範囲でといてください」といっているので
この答えは、合っていますが、もし「実数の範囲でといてください」
と言われたら\(i\)を使ってはいけないことになるので、
2.純虚数と複素数
先ほど、「二次方程式\(z^2=-1\)を満たす数\(i\)とかく」と決めました!!
「純虚数」と「複素数」というのはこの\(i\)を使って定められます!!
純虚数
二乗すると、負の実数になるもの
簡単にいうと、純虚数というのは「\(z= ○ i\)」となっている数ということになります!
では、以下で例を見て見ましょう!!
例 純虚数の例
- \(z=-i\)
- \(z=3i\)
では、これらの二つの「純虚数」が二乗したら負の実数になるか確認して見ましょう!!
二乗したら負の実数になることの確認
- \((-i)^2=(-i) \cdot (-i) =i^2=-1\)
- \((3i)^2=3i \cdot 3i =9i^2=-9\)
複素数
\(z=○+○i\)という形に書くことのできる数
例 複素数の例
3.実部と虚部
複素数の実部と虚部
複素数の実部:複素数で\(i\)がついてないほうの数
複素数の虚部:複素数で\(i\)の係数
また、複素数\(z\)の実部、虚部をそれぞれ、
Re\(z\)
Im\(z\)
とかく。
簡単にいうと、純虚数というのは「\(z= ○ i\)」となっている数ということになります!
例題
複素数\(z=5+8i\)の実部Re\(z\)と虚部Im\(z\)を求めよ。
答え
\(Rez=5\)
4.二つの複素数が等しいということ
では、質問です。
「\(z=2-3i\)と\(z=2-3i\)という二つの複素数は等しいですか?」
と聞かれたらどう思いますか?
ほとんどの皆さんは
「等しい!」と思うと思います!!
そうなんです、ではなんで等しいと思ったのでしょうか?
それは無意識に
「それぞれの係数が同じだから」と判断しているのです。
そうそして、これがまさに、「複素数が等しい」ということなのです
二つの複素数が等しいということ
二つの複素数のそれぞれの係数が等しいとき、
それらの二つの複素数は等しいという。
まとめ
- 虚数単位\(i\):二次方程式\(z^2=-1\)を満たす数
- 純虚数:二乗すると、負の実数になるもの
- 複素数:実数と純虚数の和のこと
- 複素数の実部:複素数で\(i\)がついてないほうの数
- 複素数の虚部:複素数で\(i\)の係数
-
二つの複素数は等しい=二つの複素数のそれぞれの係数が等しいとき
この単元は以上です!お疲れ様でした!
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