1.複素数(難易度:⭐️)

目次

  1. 虚数単位
  2. 純虚数と複素数
  3. 実部と虚部
  4. 二つの複素数が等しいということ

 

みなさん、勉強おつかれさまです!!

これからみなさんは「複素解析」

というものを学んでいいきます!!

まずは、複素関数を学んでいくためで

必要となる「虚数単位」というものを勉強しましょう!

 

1.虚数単位

まずは、「虚数単位」というものを学びます!!

虚数単位

二次方程式\(z^2=-1\)を満たす数を虚数単位という。

\(i\)とかく。

つまり、「二乗したら\(-1\)となる数」を\(i\)と決めたのです!!

 

例題

\(z^2+z+1=0\)を複素数の範囲で解きましょう。

答え

解の公式を用いると、

\begin{align}
z &= \frac{-1 \pm \sqrt{1^2-4 \cdot 1 \cdot 1}}{2 \cdot 1}\\\\
&= \frac{-1 \pm \sqrt{3}i}{2}\\\\
\end{align}

 

注意

上の問題は、普通に解の公式を用いて解くことができました。

そして答えに、\(i\)が出てきました。

この問題は「複素数の範囲でといてください」といっているので

この答えは、合っていますが、もし「実数の範囲でといてください

と言われたら\(i\)を使ってはいけないことになるので、

この式に答えはないことになります。

 

2.純虚数と複素数

先ほど、「二次方程式\(z^2=-1\)を満たす数\(i\)とかく」と決めました!!

「純虚数」と「複素数」というのはこの\(i\)を使って定められます!!

純虚数

二乗すると、負の実数になるもの

簡単にいうと、純虚数というのは「\(z= ○ i\)」となっている数ということになります!

では、以下で例を見て見ましょう!!

例 純虚数の例

  • \(z=-i\)
  • \(z=3i\)

では、これらの二つの「純虚数」が二乗したら負の実数になるか確認して見ましょう!!

二乗したら負の実数になることの確認

  • \((-i)^2=(-i) \cdot (-i) =i^2=-1\)
  • \((3i)^2=3i \cdot 3i =9i^2=-9\)

 

 

複素数

\(z=○+○i\)という形に書くことのできる数

例 複素数の例

  • \(z=4+3i\)
  • \(z=9-2i\)

 

3.実部と虚部

複素数の実部と虚部

複素数の実部:複素数で\(i\)がついてないほうの数

複素数の虚部:複素数で\(i\)の係数

 

また、複素数\(z\)の実部、虚部をそれぞれ、

Re\(z\)

Im\(z\)

とかく。

簡単にいうと、純虚数というのは「\(z= ○ i\)」となっている数ということになります!

 

例題

複素数\(z=5+8i\)の実部Re\(z\)と虚部Im\(z\)を求めよ。

答え

\(Rez=5\)

\(Imz=8\)

 

4.二つの複素数が等しいということ

では、質問です。

「\(z=2-3i\)と\(z=2-3i\)という二つの複素数は等しいですか?」

と聞かれたらどう思いますか?

 

ほとんどの皆さんは

「等しい!」と思うと思います!!

そうなんです、ではなんで等しいと思ったのでしょうか?

それは無意識に

「それぞれの係数が同じだから」と判断しているのです。

そうそして、これがまさに、「複素数が等しい」ということなのです

二つの複素数が等しいということ

二つの複素数のそれぞれの係数が等しいとき、

それらの二つの複素数は等しいという。

 

 

 

まとめ

  • 虚数単位\(i\):二次方程式\(z^2=-1\)を満たす数
  • 純虚数:二乗すると、負の実数になるもの
  • 複素数:実数と純虚数の和のこと
  • 複素数の実部:複素数で\(i\)がついてないほうの数
  • 複素数の虚部:複素数で\(i\)の係数
  • 二つの複素数は等しい=二つの複素数のそれぞれの係数が等しいとき

 

この単元は以上です!お疲れ様でした!

 

 

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