20.理想気体がする仕事(断熱変化)(難易度:⭐️⭐️⭐️)

目次

  1. 理想気体がする仕事
  2. 理想気体がする仕事(断熱変化)

 

みなさん、勉強おつかれさまです!!

前回の単元では、「等温変化で理想気体がする仕事」について

学びましたね!!

 

 

1.理想気体がする仕事

さて、今回もまずは復習です!!

いままで、何回も出てきましたが、

「理想気体のする仕事」は

体積が、\(V_1\)から、\(V_2\)へ体積が増えたとすると、

という風にかくことができました。

今日もこの式を存分に使います!!

この式が自分の手足のようにつかう準備を

していてくださいね!!

前回の単元では「等温変化」の場合を考えました。

今回の単元では、「断熱変化」の場合を考えたいと思います!!

 

2.理想気体がする仕事(断熱変化)

まずは「断熱変化」という言葉についておさらいです!!

「断熱変化」というのは、

熱の出入りが全くないようにした環境

イメージ的には、外の世界とのやりとりをシャッタアウトした世界です。

さて、先ほどの「理想気体のする仕事」の式をかいたときに、

体積が、\(V_1\)から、\(V_2\)へ体積が増えたとする と言いました。

この変化が、「断熱変化」の場合を考えます。

 

ちなみに、断熱変化を熱平衡状態の記述の方法で表すと、

状態が\((T;V,N)\)から、\((T’;V’,N’)\)に変化する時、

$$(T;V,N)\overset{}{\longrightarrow}(T’;V’,N’)$$

と書きます。

特に、「断熱操作」であることを強調したい場合は、

この矢印の上に「\(a\)」を書くことで、

$$(T;V,N)\overset{a}{\longrightarrow}(T’;V’,N’)$$

と表します。

 

このときにした仕事を求めてみましょう。

そして、今回つかう重要事項がもうひとつあります!

それは「ポワソンの法則」というものです。

ポワソンの法則

理想気体の断熱変化

$$(T;V,N)\overset{a}{\longrightarrow}(T’;V’,N’)$$

では、以下の式が成り立つ。

\( \gamma=\frac{C_p}{C_v}\)

 

今回は、この式も用いて、積分を計算していきます。

 

積分をするまえに、まず、\( \frac{T’}{T}\)を2通りの方法で計算します。

1通り目

いま考えているのは、理想気体です。

理想気体というのはボイル・シャルルの法則

が成り立つので、これを用いると、

という風に計算することができました!

 

2通り目

ここで、先ほど紹介した「ポワソンの法則」を使います。

「ポワソンの法則」より、

となります。

 

 

以上より、\( \frac{T’}{T}\)を二つの式で表すことができました。

なので、これらの二つを=で結んでみると、、

という風に変形することができました。

この式を用いると、二つのある状態の圧力と体積の関係がわかることになります。

つまり、

 

「圧力\(p_1\),体積\(V_1\)」

「圧力\(p\),体積\(V\)」

という二つの状態において、

という関係式を導くことができます。

 

同じようにして、

「圧力\(p_1\),体積\(V_1\)」

「圧力\(p_2\),体積\(V_2\)」

という二つの状態において、

という関係式を導くことができます。

 

はい!!これで準備は整いました!!

早速積分をしていきたいと思います!!

スタートの式は、毎度恒例

です!!

まず、この式に、

を代入して計算していくと、

次に、

を用いることで、さらに変形することができて、

 

はい!これがまさに

「断熱変化で理想気体がする仕事」です!!

理想気体がする仕事(断熱変化)

「断熱変化で、

理想気体のする仕事:\(W\)」は

体積が、\(V_1\)から、\(V_2\)へ体積が増えたとすると、

となる。

 

はい!

結果的に、複雑だった「理想気体のする仕事」が

簡単な式で表すことができました!!

今回は、計算が多くて、大変でしたね。。

ゆっくり休んでくださいね^^

まとめ

  • 理想気体がする仕事

 

 

  • 理想気体がする仕事(断熱変化)

 

この単元は以上です!お疲れ様でした!

 

 

 

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