27.熱力学第一法則からわかること3(難易度:⭐️)

目次

  1. 熱力学第一法則
  2. 熱容量
  3. 定積熱容量と定圧熱容量
  4. 熱力学第一法則からわかること3

 

みなさん、勉強おつかれさまです!!

前回の単元では、物理学で

非常に大切な、「熱力学第一法則

と「熱力学第一法則から導かれる性質」について勉強しました。

 

この単元では、「熱力学第一法則からわかること」を

もう一ついっしょに考えていきたいと思います!!

 

 

1.熱力学第一法則

まずは、二つ前の単元で勉強した「熱力学第一法則」について復習しましょう!!

熱力学第一法則

\((T;V,N)\overset{}{\longrightarrow}(T’;V’,N’)\)というふうに変化した時、

$$ \Delta U = Q + W $$

が成り立つ。

\(\Delta U \)内部エネルギーの変化量

\(Q\):変化の際に外からもらった熱量

\(W\):変化の際に外からされた仕事

はい!

式の形は覚えましたか??

そんなに複雑な式ではないので、着実にゆっくりと

覚えていきましょうね!

 

 

2.熱容量

熱力学第一法則からわかること見る前に、

まず「熱容量」について復習しましょう!!

まずは、熱容量の定義を見て見ましょう!!

熱容量

物体の温度を1℃上昇させるのに必要な熱の量

 

例 コップの水とプールの水

コップ一杯の水と、25mプールの水を考えてみましょう!

ここで、問題です!!

この二つの水では、「熱容量」が大きいのはどちらでしょうか?

これれは、つまり何を聞かれているかというと、

「その水の温度を1℃あげるにはどちらのほうが多くの熱を必要としますか?」

ということを聞かれていることになります?

 

直感的に、「プールの水」の方が沢山あるので

温度を1℃あげるのにより多くの熱が必要だということがわかります!

 

 

3.定積熱容量と定圧熱容量

実は単に熱容量といっても「二つの熱容量」があります。

それはなにかというと

「定積熱容量」と「定圧熱容量」

の二つです。まずは、これらの定義を見て見ましょう。

定積熱容量

体積が一定の変化するときの熱容量

\(C_{V}\)と表す。

定圧熱容量

圧力が一定の変化するときの熱容量

\(C_{p}\)と表す。

はい!このように熱容量には二つがあります!!

実は、これらの「二つの熱容量の間にはある関係がある」のです。

実は、それが、「熱力学第一法則からわかること3」なのです!!

 

3.熱力学第一法則からわかること3

先ほども、少し言いましたが、

「熱力学第一法則からわかること3」

とは「二つの熱容量\(C_{ V}\)と\(C_{p}\)の間にはある関係がある

ということです。

そして、その関係というのは、

となります。

この式の導出は次の記事で示すことにします!!

 

まとめ

熱力学第一法則:\((T;V,N)\overset{}{\longrightarrow}(T’;V’,N’)\)というふうに変化した時、

\(\Delta U = Q + W\)が成り立つ。

 

熱容量:物体の温度を1℃上昇させるのに必要な熱の量

  • 定積熱容量:体積が一定の変化するときの熱容量\(C_{V}\)と表す。
  • 定圧熱容量:体積が一定の変化するときの熱容量\(C_{p}\)と表す。

定積熱容量\(C_{V}\)と定圧熱容量\(C_{p}\)には以下のような関係がある。

 

この単元は以上です!お疲れ様でした!

 

 

 

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