目次
みなさん、勉強おつかれさまです!!
前回の単元では、「気体の体積弾性率」
について勉強しました。
1.内部エネルギー
さて、「内部エネルギー」というものまずは定義しましょう。
内部エネルギー
分子の運動エネルギーを全て足したもの
内部エネルギーって\(U=\frac{3}{2}NRT\)じゃないの?
それはある特別な気体だけなんです!!
高校で物理を学んだ方は、
「内部エネルギーって\(U=\frac{3}{2}NRT\)じゃないの」
と思われたかもしれません!
素晴らしいです!!それももちろん「内部エネルギーの式の一つ」なのです!
すこし、詳しく説明すると、それは
「単原子分子の理想気体の内部エネルギー」
なのです!!
熱物理学を学んでいく上でいらない知識なので、
2.熱力学第一法則
さて、次にさきほど勉強した「内部エネルギー:\(U\)」が出てくる
非常に大切な法則をご紹介します。
熱力学第一法則
\((T;V,N)\overset{}{\longrightarrow}(T’;V’,N’)\)というふうに変化した時、
$$ \Delta U = Q + W $$
が成り立つ。
\(\Delta U \)内部エネルギーの変化量
\(Q\):変化の際に外からもらった熱量
\(W\):変化の際に外からされた仕事
これは「熱物理学」でもっとも有名な式といっても過言ではありません。
とはいうけれど、こんな式を見せられても
まったくわかりませんよね笑
僕はこの式を初めてみた時、頭の細胞が3つぐらい
お亡くなりになるのを感じました。
そこで一つ例を考えてみましょう。
例 ピストンを押す(断熱操作)
ピストンを押す操作を考えます!ただし、ピストンは、あついコンクリートで覆われていて
外と熱のやり取りはできないものとします。
すると、\(Q=0\)となりますね?
すると、熱力学第一法則は、
$$\Delta U = W$$
となります!
そして、ピストンを押すことを考えましょう!
すると中にある気体は押されることになります!
そうすると、「仕事をされる」ことになるので、
\( W \gt 0\)となります。
すると、
つまり、
内部エネルギーが正になります!!
さて、これはどういうことかを直感的に理解してみましょう!
ピストンを押す前、中では気体分子がこどものように動き回っています!
そして、ピストンを押すことで動ける幅が狭くなりますよね?
すると、もともと動いていた分子がその分だけより早く運動します!
ここで「内部エネルギー」の定義を思い出してみると、
「分子の運動エネルギーを全て足したもの」でした。
なので、内部エネルギーが増えます。
なので、 が成り立つのです!!
まとめ
内部エネルギー:分子の運動エネルギーを全て足したもの
熱力学第一法則:\((T;V,N)\overset{}{\longrightarrow}(T’;V’,N’)\)というふうに変化した時、
$$\Delta U = Q + W$$
が成り立つ。
この単元は以上です!お疲れ様でした!
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