目次
みなさん、勉強おつかれさまです!!
前回の単元では、「実在気体」と「圧縮率因子」
について勉強しました。
難しいからって飛ばしてませんか???笑
ここでは前回の単元Psrt2のような
記事になるので、まだ読んでいないかたは
ぜひ上のリンクから飛んでみてください!!
はい!では、
この単元では、この「圧縮率因子」を
1.圧縮率因子
一つ前の単元で学んだ、「圧縮率因子」について少し復習しましょう。
圧縮率因子
実在気体と理想気体がどれくらい違うのかを表す量
圧縮率因子を\(Z\)とすると、
$$Z= \frac{pV}{RT}$$
\(p\):気体の圧力
\(V\):気体の体積
\(R\):気体定数
\(T\):気体の温度
この圧縮率因子は、さまざまなことが原因で
さまざまな値になります。
この単元では、この「圧縮率因子」が
「圧力の変化」に対してどのように変化するのかを
みてみたいと思います。
なぜ、「圧力の変化」に注目するの?
体積の変化を見たい!!
なぜ「圧力の変化」に注目するのかと思った方はいるでしょうか?
それは、圧縮率因子の式を見るとわかります。
\(Z= \frac{pV}{RT}\)という式の形をしています。
この中に体積\(V\)が入っています。
そして、その体積\(V\)は実際に何が原因で変化するかというと
まさに、圧力なのです。
なので、体積\(V\)を考える代わりに圧力\(p\)を
2.−1圧力が低い場合
さて、「圧縮率因子」を考える前に、
気体が圧力の低いところにあるとき
どのような振る舞いをするか考えましょう。
気体が圧力の低い場所にある場合は、
外からの力は特に問題になりません。
この場合に問題になるのは、「分子同士の力」です
10.理想気体と状態方程式(難易度:⭐️)でも説明したように、
分子同士には磁石のように引き付け合う力が
働いています。
そして、この力が原因で分子同士が近づき
「気体の体積を小さくする」のです
つまり、「体積\(V\)が減少 」します
すると、圧縮率因子\(Z= \frac{pV}{RT}\)は、
分子に体積\(V\)があるので、圧縮率因子も減少します。
つまり、
2ー2圧力が高い場合
さて、次に考えるのは気体が圧力の高い
ところにある場合です。
さて高圧のときには、なにを気にしないといけないかというと
「気体分子の大きさの影響」です。
圧力が大きいということは、ぎゅうぎゅうづめにされていまう
ということです。
こんなこと言われても、
実際ぱっとしませんよね、、
ここで一つ例を考えてみます。
例 おしくらまんじゅう
いま考えている気体の状態と、おしくらまんじゅうの
状態はとても似ています。
おしくらまんじゅうというのは、とても圧力が高い状態です!
すると、お互いの体がすごくきになりますよね?
これとおなじことが、分子同士でも起こっているのです。
なので、「低圧ではお互いを引き付け合う」でしたが
「高圧ではお互いの体が気になって体積が増えていまう」のです。
つまり、「体積\(V\)が増加 」します
すると、圧縮率因子\(Z= \frac{pV}{RT}\)は、
分母に体積\(V\)があるので、圧縮率因子は増加します。
このように、圧縮率因子\(Z= \frac{pV}{RT}\)は、「低圧」と「高圧」で
値が変化するのです。
まとめ
圧縮率因子\(Z= \frac{pV}{RT}\)は、「低圧」と「高圧」で値が変化する
- 低圧:圧縮率因子\(Z= \frac{pV}{RT}\)は、減少する。
- 高圧:圧縮率因子\(Z= \frac{pV}{RT}\)は、増加する。
この単元は以上です!お疲れ様でした!
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