目次
みなさん、勉強おつかれさまです!!
前回の単元では、「仕事」や「圧力」について勉強しました。
この単元では、それらをたくさん使います!!
不安になったらすぐに戻りましょうね!!
では、本題に入っていきましょう。
1.気体がする仕事(圧力一定)
気体の圧力\(p\)が一定のまま、壁が \( \Delta x\)だけ移動する場合、
気体がする仕事\(W\)は、前回の単元より、
「仕事=力\( \times \)距離」をかければよかったので、
また、力と圧力の関係より、\(F= p \times s\) が\成り立つので
これらを用いると、気体がする仕事\(W\)は
したがって、
気体がする仕事(圧力一定)
気体がする仕事\(W\)は、気体の圧力を\(p\)とすると、
で与えられる
さて、ここまで大丈夫でしょうか?
2.気体がする仕事(圧力が一定でない場合)
ここで、
の式において、「気体の圧力\(p\)が一定でないとき」を考えましょう。
また、体積が、\(V\)から、\(V+\Delta V\)に変化した場合を考えましょう。
このとき、体積の変化分\(\Delta V\)が非常に小さいとして、
圧力変化をします。
すなわち、圧力\(p\)の一定の変化つまり、
「定圧変化」をしたと見なすと、このとき気体のした仕事は、
$$ \Delta W = p(V) \Delta V$$
そこで、両辺、\( \Delta V \to 0\)とすると、
このように、一般的な形で表現すると
となるので
気体がする仕事(圧力が一定でない場合)
気体がする仕事\(W\)は、気体の圧力を\(p\)とすると、
で与えられる。
こんな、積分を含んだ式をいきなり出されても
どうすればいいかわからないですよね笑
次の単元からは、「理想気体の場合について」
具体的に、気体のする仕事を計算してみたいと思います。
まとめ
気体がする仕事\(W\)は、気体の圧力を\(V\)とすると、
で与えられる。
この単元は以上です!お疲れ様でした!
コメントを残す