目次
さて、この単元でもまずは熱力学を学ぶための言葉を勉強しましょう。
この記事で学ぶのは、「示量変数」というものと「示強変数」です。
漢字ばっかりで中国語かと思いますね笑、日本語です
1.示量変数
例 示量変数
重さが10gの石と重さが20gの石を合わせて持つと、
合わせて10g+20g=30gになります。
このように、足すと増える数が示強変数です!!
2.示強変数
例 示強変数
50℃の水20gと、50℃の水60gを混ぜます。
この場合、水の量は20g+60g=80gになります。
しかし、温度は何度でしょうか?
50℃+50℃=100℃になるのでしょうか?
直感的にどうでしょうか??
答えは50℃です!!さきほどの重さの場合は、
ただ足した量になりましたが、
温度の場合は足しても足した数になりませんね。。
このように、足したからといって増えない数が示強変数です!!
例題 以下のもののを、示量変数と示強変数にわけなさい。
・体積(\(V\))
・粒子の数(\(N\))
・温度(\(T\))
・圧力(\(p\))
答え
示量変数:体積(\(V\))、粒子の数(\(N\))
示強変数:温度(\(T\))、圧力(\(p\))
まとめ
示量変数:足したら足しただけ増える量
示強変数:足したからといって増えるわけでない数
〜差をつけよう!!〜
ここで、なんで、温度を\(T\)、体積を\(V\)、粒子の数を\(N\)、圧力を\(P\)と表すかというと
温度は英語で、「 Temperature 」
体積は英語で、「 Volume 」
数は英語で、「 Number 」
圧力は英語で、「Pressure」
それぞれこの頭文字から来ています!
この単元は以上です!お疲れ様でした!
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