2.示量変数と示強変数    (難易度:⭐️)

目次

  1. 示量変数
  2. 示強変数

 

さて、この単元でもまずは熱力学を学ぶための言葉を勉強しましょう。

この記事で学ぶのは、「示量変数」というものと「示強変数」です。

漢字ばっかりで中国語かと思いますね笑、日本語です

言葉の定義の前に、例を見てみましょう。

 

1.示量変数

 

例 示量変数

重さが10gの石と重さが20gの石を合わせて持つと、

合わせて10g+20g=30gになります。

このように、足すと増える数が示強変数です!!

 

 

2.示強変数

 

例 示強変数

50℃の水20gと、50℃の水60gを混ぜます。

この場合、水の量は20g+60g=80gになります。

しかし、温度は何度でしょうか?

50℃+50℃=100℃になるのでしょうか?

直感的にどうでしょうか??

答えは50℃です!!さきほどの重さの場合は、

ただ足した量になりましたが、

温度の場合は足しても足した数になりませんね。。

このように、足したからといって増えない数が示強変数です!!

 

例題 以下のもののを、示量変数示強変数にわけなさい。

・体積(\(V\))

・粒子の数(\(N\))

・温度(\(T\))

・圧力(\(p\))

答え

示量変数:体積(\(V\))、粒子の数(\(N\))

示強変数:温度(\(T\))、圧力(\(p\))

 

まとめ

 

示量変数:足したら足しただけ増える量

示強変数:足したからといって増えるわけでない数

 

差をつけよう!!

ここで、なんで、温度を\(T\)、体積を\(V\)、粒子の数を\(N\)、圧力を\(P\)と表すかというと

温度は英語で、「 Temperature  」

体積は英語で、「 Volume 」

数は英語で、「 Number 」

圧力は英語で、「Pressure」

それぞれこの頭文字から来ています!

 

 

 

この単元は以上です!お疲れ様でした!

 

 

 

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